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自然が育む次世代の甘味剤

羅漢果 & ステビア

砂糖に代わる「自然由来の甘味料」として、今、世界中の食品メーカーが注目するのが
羅漢果(Monk Fruit)とステビア(Stevia)

どちらも植物由来でありながら、強い甘味とカロリーゼロを両立した、次世代の甘味料です。
健康志向、糖質制限、サステナブル素材への関心が高まる今、
これらの天然甘味料は「人と地球にやさしい甘味設計」を可能にします。

概要

中国・広西壮(チワン)族自治区桂林周辺の山岳地帯に特産する果実、
羅漢果(Siraitia grosvenorii Swingle/ウリ科)。
英名「Monk Fruit」として知られ、古くから“長寿の果実”として珍重されてきました。

羅漢果の果実と栽培風景

主な特徴

羅漢果の甘味成分は“ククルビタン型トリテルペノイド配糖体「モグロサイド(Mogroside)」”です。

〈モグロサイドとは〉

モグロサイドは、ククルビタン型トリテルペノイド配糖体で「トリテルペン」に糖(グルコース)が結合したものです。
モグロサイドには「I」から「VI」の化合物があります。

モグロサイド I~III 苦味を呈する
モグロサイド IV・V 強い甘味を持ち、特にモグロサイドVが主な甘味成分

果実の成熟に伴いモグロサイドIV・Vの含量が増加し、完熟果実ではモグロサイドVが主要成分となります。

当社が取り扱う製品

当社が取扱う羅漢果抽出物は、中国桂林近郊産の完熟果実のみを原料とし、モグロサイドVの含量が25%(MV25)と30%(MV30)の2種の製品があります。

甘味度 MV25:砂糖の約150倍; MV30:約200倍
カロリー ほぼゼロ
味質 雑味が少なく、すっきりしたフルーティーな甘味
用途 ほぼカロリーが無いため糖質制限食品や機能性飲料に適しています。

概要

南米パラグアイ原産のキク科ステビア属植物(Stevia rebaudiana)で、この葉から抽出される天然甘味料です。
古くから「ハーブシュガー」として親しまれ、現在では世界中で低カロリー食品や飲料に使用されています。

ステビア

主な特徴

ステビアの甘味成分はジテルペノイド配糖体「ステビオサイド(Stevioside)、レバウディオサイド(Rebaudioside)A~F」です。

〈ジテルペノイド配糖体とは〉

ジテルペンペノイドのステビオールをアグリコンとし、これにグルコースが数分子結合した構造を持ち、糖の数と結合様式により甘味の強度や質が異なります。
代表的なものにステビオサイドおよびレバウディオサイドAがあり、レバウディオサイドAは砂糖の約400倍の甘味度を有し、苦味が無く味質がすぐれています。ステビオサイドは多少の苦味がありますが安定性に優れています。

当社が取り扱う製品

原料は中国四川省にあるGuilin Layn Natural Ingredients社の自社農場で無農薬栽培されたステビア葉を使用しています。

レバウディオサイドA含量 95%以上
甘味度 砂糖の約400倍
カロリー ほぼゼロ
味質 苦味が無く、後味がすっきりとした自然な甘味
用途 清涼飲料、プロテイン、調味料、菓子類、健康食品など

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